更生保護の原点にふれて

更生保護の原点にふれて

~浜松市・金原明善生家博物館を訪ねて~

5月9日(金)、更生保護女性会 国分寺分区の皆さんとともに、静岡県浜松市にある金原明善生家博物館を訪れました。


金原明善(きんぱら めいぜん)という名前を、どれほどの方がご存じでしょうか。
江戸時代末から明治にかけて活躍した農政家・実業家であり、特に天竜川の治水事業で知られています。
しかし金原さんの功績はそれだけにとどまりません。社会の弱き立場の人びと、
犯罪に手を染めざるを得なかった人たちの立ち直りを支えるために尽力した人物でもあります。

金原さんは「人を罰するよりも、立ち直る道をつくるべきだ」という考えのもと、地域社会での更生支援の大切さを早くから訴えていました。
その思想は、現代に続く更生保護の精神の原点のように感じます。

特に印象に残ったのは、天竜川の氾濫に苦しむ地域のために、金原さんが私財を投じて堤防を築いたエピソードです。
「自分の力で地域を守り、未来をつくる」というその姿勢は、苦しむ人たちを支える私たちの活動にも通じるものがあります。

今回の訪問を通して、「人を信じ、共に歩むことの大切さ」を改めて胸に刻む機会となりました。
金原明善の志を現代に受け継ぎ、国分寺でも地域の支えとなる活動を続けていきたいと思います。

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更生保護の原点にふれて” に対して1件のコメントがあります。

  1. 国分寺猫 より:

    金原明善さん初めて知りました!勉強になりました。

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